鶴見つばさ橋 

1994
所在地:首都高速道路湾岸線、横浜市鶴見区扇島〜大黒埠頭間
施主:(首都高速道路公団) 現・首都高速道路(株)
構造設計:(株) 新日本技研/(株) 八千代エンジニアリング
形式:一面吊り、3径間連続鋼斜張橋
W38m×L1020m×H180m

美しい風景、住みよい環境を創造し、次の世代に伝えていくために、我々デザイナーも公共建築物、橋梁、道路、公園、河岸整備といったプロジェクトに関わる機会が増えてきた。
この「鶴見つばさ橋」は、景観デザインの立場から6年間かかわったプロジェクト。羽田空港と横浜ベイブリッジ間を結ぶ高速湾岸線の主要橋梁として、典型的工業埠頭の風景の中に位置し、5万トン級のコンテナ船がひんぱんに出入りする鶴見航路をまたぐ、橋長1020mの1面吊り3径間連続鋼斜張橋。シンボル性と人に対する視覚的安らぎの両方を配慮し、雑然とした環境の中での調和と美しさを考えたデザインである。
土木学会・田中賞。横浜市景観賞。