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暮千都 A
(キャビネット)
1981
(株) ブシ
W1606×D496×H740
漆、呂色仕上げ
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漆の使用が隆盛を極めた時をすぎた今日だが、それぞれの時代に息づいてきた漆にまつわるイメージ、素材と形の内なる関係に思いを込めて、コンテンポラリーな家具として表現できればと漆の再生に思いを馳せながらデザインしてきている家具の一つ。
様々な塗り技法の中から、髭漆による呂色と乾漆で、ストイックにして静寂な味わいと艶やかさをフォルムに託した。漆の紫色は不安定な色の一つだが、この色は欠かせなかった。腕の良い塗師に出会ったことは幸いなことであった。特に大物の呂色仕上げには卓越した腕がいる。まさに手仕事の世界だ。 |
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