雙 FUTABA
〈雅致シリーズ〉

1986
ヤマハ(株)
W2350×D950×H700

栃ノ木の縞杢目を葉脈に見立てている。茶系のものより藍色に染木したタイプの方が、絹絣のごとき光沢を放ち板目に表れる年輪の艶や表情が、木自らの過してきた時間、空間を暗示しているようでもあり、気に入っている。

扁平楕円形テーブルの可動、ロックの仕掛けを工夫したが、比較的プリミティブな要素の組み合わせで、スムーズな動きがえられている。